パリ2024パラリンピックが終わり、残りは閉会式を残すのみとなりました。
パラリンピックとても面白かった。あっと言う間に終わり寂しさもあり、オリンピックの時もしましたがパラリンピックも大会を振り返ってみたいと思います。
そしてパラリンピックについて思うことを書いて行きます。
パリ2024パラリンピックを振り返って
パリ2024パラリンピックが始まる前から、競技前から一番楽しみにしていた、競泳男子の木村敬一選手
50メートル自由形と100メートルバタフライで金メダル獲得しました。
100メートルバタフライは2大会連続です。さらにオリンピックレコード、オリンピック新記録
今回はパリって言うのもあり深夜に放送されることが多くて、夜弱い私には辛く睡魔に負けて起きていられなかった
テレビ点けっぱなしで寝てしまうため、起きたら放送していることが多く偶然観たい競技の時に目が覚めることが多い笑
木村敬一選手は2回とも眼が覚めて、ライブで観られました。運が良い。
木村敬一選手、それまでの3大会出場するも金メダルの獲得はなく、2020東京パラリンピックの時に悲願の初金メダル獲得で号泣、表彰台では大号泣で今でもその姿はっきり覚えています。
でも前回念願のメダルを達成したせいなのか今回の金メダル獲得の時は笑顔でした。
自分の勝手な憶測ですが前回目標の金メダル獲得が達成出来たため、今大会は金メダルへのプレッシャーが少なく落ち着いて実力を発揮できたのではないかと思いました。
オリンピックレコードを出した時にもそう感じました。あくまで私の憶測です。
木村敬一選手の2個の金メダルすごく嬉しかった、そしてスーパーレジェンド競泳鈴木孝幸選手今大会4個のメダルを獲得、パラリンピック通算14個さらに記録を伸ばし大変驚きました。
そして驚いた一人、車いすテニス小田凱人選手、年齢まだ18歳。
小田選手のシングルス決勝は昨日のことなので記憶が鮮明ですが、昨日試合すごい試合だった。
フルセットになり大接戦で金メダル獲得しました。18歳で獲得、車いすテニス最年少記録。
世界ランキング1位のアルフィー・ヒューウェット選手と対戦しセットカウント
小田選手の6-2、4-6、7-5で破りました。
この試合序盤でヒューウェット選手が治療のため一時中断、そのあと再開しましたが世界ランキング
1位のヒューウェット選手調子悪く第1セット落とします。
第2セットも第1ゲームを小野選手が先取し「ヒューウェット選手調子悪い、この試合勝てると思う」と、この時点で思ってしまいました。
そう思っていたら第2セット小田選手とヒューウェット選手が交互にゲームを取り、そのあと小田4ゲームヒューウェット3ゲームになり(4-3)そのあと立て続けにヒューウェット選手が2ゲーム取って(4-5)この時点で「第3セットまで行くな」って考えが変わりました。
第2セットは4-6でヒューウェット選手取ることになり「小田選手が序盤試合リードしていたり、調子良かったりゲームの流れを掴んでいても勝てると思っちゃいけない」と思いましたね。
追い上げて来た、ヒューウェット選手がすごかった。さすが世界ランキング1位の実力とプライド
第3セットはヒューウェット選手が5-3までリードし、小田選手は追い詰められて、でもそこから小田選手が4ゲーム続けて取って終盤大逆転
本当にすごい試合でした。小田選手からヒューウェット選手に流れが変わりすごい試合展開にとにかく見ごたえがあり楽しかった。
このものすごい展開もあり、小田選手の金メダルはすごく嬉しいものでした。
今回恥ずかしながら初めて知ったヒューウェット選手、序盤リードを許して顔にも出さず落ち着いていて追いついていく、強靭な精神力
最後負けるまで諦めない、今までたくさんのトップアスリート見てきましたが超一流の選手はそれが備わっている、ヒューウェット選手にも感じました。
そして負けたあとも小田選手を称える姿、悔しかっただろうにあと一歩で金メダルが見えていたのに、人柄も素晴らしい方なんだと思いました。
反対に小田選手、勝ったあと車いすの車輪を取ってコートに寝転ぶ、コートに寝転びたくこの方法を取ったらしいですね。
激戦を勝ち取り嬉しかったでしょう。
試合終了後のインタビューで「ヤバい…格好良すぎる俺」といつもの“小田節”。
「相手がマッチポイントでドロップショットをミスって、あれで勝てると思った。それまで負けると思っていた」と素直な気持ちを表し
「俺は今日勝ったことで確定させたことがある。俺はこのために生まれてきた!この金メダルを獲るために生まれてきました俺は」
小田選手は以前「骨肉腫があって、車いすテニスができている」「病気を乗り越えたと感情とは少し違う挫けたり闘うものでもなかった、それをプラスにして障がいがないとできないスポーツを車いすテニスをできているし、病気は乗り越えたと言うよりあくまでも人生の分岐点」と、発言されています。
小田選手はサッカー選手を目指しサッカーをしていましたが、9歳の時に骨肉腫が見つかりサッカーを断念、医者の勧めで車いすテニスを始めました。
骨肉腫手術後2度の肺への転移があり完全寛解の見通しは2030年4月とのことです。
2度の肺への転移のことは知らなくて、昨日のインタービューの言葉の重み感じます。
また小田選手は初戦の前に「試合はあるけどテレビ放送はないらしいです。多分試合は日本時間日曜日のゴールデンタイム。なんのためにメディアに出て、演出してきたか分かんなくなりそうだけど、これが現実」
この発言に私はものすごく共感。メディアは取り上げる割にはパラ競技放送しないし、結果も大きく取り上げない、もっとパラ競技取り上げて欲しい、パラ競技はスポーツとして面白いのに。
このメディア発言以外も強い発言で色々言う人がいるかと思いますが、小田節を続けて欲しい
彼が言うことで注目浴びたり、発信力もあります。
彼の数々の対談、記事読みましたが言われていることが情熱と説得力があるんです。
これだけのことを成し遂げた努力とここまでたどり着く道のり凄まじいものでしょう。
体調のことの心配はありますが、小田節を発信して欲しいし、活躍を応援しています。
パリ2024パラリンピック他の競技では、車いすテニスの上地由衣選手の金メダル、田中愛美選手とのダブルスで金メダルでW金メダル獲得や、ボッチャの遠藤裕美選手の銅メダル、団体での銅メダル嬉しかった
ボッチャの杉村選手がメダルを逃しとても残念に思っていたので、団体での銅メダル嬉しかったです。
車いすラグビー、男子ゴールボールの金メダルの快挙も素晴らしかったです。
パリ2024パラリンピック
金メダル14個 銀メダル10個 銅メダル17個 計41個
メダルの総数41個、結果がすべてはないけどメダル獲得された選手のみなさんおめでとうございます。そして選手のみなさんお疲れさまでした。
まとめ
パリ2024パラリンピックを振り返りました。
ほぼ小田凱人選手でしたが笑
小田選手もおしゃっていましたが「メディアで演出してきたけど、パラリンピックの競技が放送されない」と、すごく共感したと言いましたが、多様性と報じていながら日本のメディアの冷たさも感じました。
パラリンピックやパラ競技、胸が揺さぶられるものがあります。
今回のパリパラリンピック、開催国のフランスやパリの地元の方の応援には驚きました。
観客席びっしり大声援、選手たちも驚いていたそうです。
次の開催地ロサンゼルスでも盛り上がり、日本のメディアもパラリンピック対してそのころまでには変わっていると良いなと思っています。
選手のみなさん、ありがとうございました
そしてお疲れさまでした
みなさんのお姿は揺さぶられるものがあります。